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2010年12月 3日 (金)

マレーシア滞在紀 ~マレーシアの学生への質問~

前回は、こちらの学生について書いたんですが、書いた後で文章や内容の稚拙さに自分でも驚いてしまいました。

 

なんというか、一般論的なことを自分の経験と結び付けているけど、けっきょく一般論に終始しているというか…。

 

 

本来なら今回はブミプトラ政策について説明しようと思ったのですが、一般論やすでに説明などがあるものに関しては

 

wikiとかで調べていただいたほうが分かりやすそうなので

 

 

今回はtwitterで募集した質問や疑問について答えていこうと思います。

そっちの方がマレーシアの大学にいるオリジナリティも出るかなぁと。

 

そしたら自然とブミプトラなどに繋がってしまったのが不思議なんですけどね。

けど、長くなりすぎたので、それは次回w

 

 

 

今回の対象者は①マラッカに一緒に行って、独立宣言記念館(マレーシアの歴史)や海の博物館(海に関する歴史を展示)に一緒に行った4人の学生(AIESECの学生)や、

②私のUKMでのルームメイトとそのクラスメイトたち(こちらは理系の中華系の学生)です。

 

 

 

>東南アジアの人たちが植民地支配をしていたヨーロッパ諸国に対してどんな感情を持っているのかも気になります!

 

①ポルトガルやオランダに関しては、歴史の授業でならったことという認識であるそうです。

そういう事実があって…歴史がこういう流れで…イギリスになったんだ。って感じで特に思いいれもない様子。

学校でやったことを思い出しながら博物館を周る姿にちょっと驚いたけど…。

 

イギリスに関しては後述。

 

 

日本の戦時中の行いについて

>今の学生がどう思ってるかは興味あるねえ。教育とか歴史観が反映されるわけだから。

 

①こちらも博物館では特に上記の国と同じ扱い。マレー作戦の中の、「自転車知ってるよ~」とか、日本の学生よりもさすがに詳しいけど、反日感情があるわけでも、日本のお陰で次のゾーンのナショナリズムの高まりに続いたって感じではなかった。

これは歴史教育の問題だろうと後から気づいたので、これも後述。

ただ日本の占領下での善良な統治に関しては、評価しているようだった。

 

P1060482

②ルームメイトたちへの質問で、どうなんだ?って聞いたときには

やはり日本の史実については詳しい。しかし、どうやって教えられるかというとやはり勝者の歴史ではないが、

 

あくまで連合国に対して、反旗を翻した日独伊の3国の1国ということで、

そのときの日本を取り巻く状況や中国や米国との戦前の微妙な関係、アジアで大東亜共栄圏を掲げて宗主国を破ったことでナショナリズムの高まりを起こしてアジアの独立に貢献した、

という意識は薄いのかなぁ?と感じた。

 

むしろ歴史教育では、前述のとおり「マレーシアで何をした?」ということに注力を注がれているようだった。

 

しかも1人の学生に関してはおじいさんだか、曾おじいさんが戦時中に中国にいたので

WWⅡで日本は中国に酷いことをしたし、酷いことをされたと被害者的に聞かされているから、むしろWWⅡ中の日本への印象は悪いといっている学生もいた。

 

あくまで予測だけど、当時のマレーにいた中華系の人たちも、日本軍からは恩恵をウケルどころか迫害をうけていたのかな?と思った。

 

ただ、マレー系住民に関しては、統治も良かったし、WWⅡ中の日本は印象はいいのでは?と言っていた。

 

公的な教育以外で価値観や歴史観を形成する要素として、親族や尊属から言われたことが大きいというのは、これは面白いと思った。

 

 

イギリスに関しては、②の学生たちにちょっと色を変えてみて質問してみました。

内容としては韓国や中国の反日感情やデモの話。未だに謝罪を要求されている現状などをと対比して言うと…

イギリスに対してはアンチではなく、むしろ、驚くほど好意的だった。

まずマレーシアの発展の基礎を作ってくれた役割が大きい点。

マレーシアはあくまで資源国家であるから、それを取引する国だったり、製品化に結びつけるという役割を担う国が必要であるから。

 

それに独立戦争のようなことはしていないので、けんか別れではないというもの感情的には大きいようです。

 

と若い世代への質問だったので、韓国の学生が、反日感情よりも親日感情が強いのと同じように、

彼らは植民地支配されていたことを実際に経験しているわけではないということや、

国家レベルの関係と、私人同士の関係はやはり別物であることが大きいのかな?

あと、もともとマレーシアは国家レベルでもまだイギリス連邦の一員的な立場をとっているし、

コモンウェルスゲームにも参加しているくらいだから文化的にも交流はあるからそれが個人にも反映しているのかもと思ったり。

 

さらに、これも主観だが、前述の日本の中国への行いが…というくだりと同じように、

中華系の学生は、イギリスが統治した時代に中国人を経済的に尊重して、

今の経済においても国内では支配的な地位にあることなども上の世代からよく伝えられているのが

大きいのではないかと思った。

そういう点ではマレー系の学生と意見が違ってきそうである。

こんな感じでイギリスに関しては、やはり他の旧宗主国とは違った感情があるものの、

植民地支配されていたという単純な事実以上のものが人々の意識の中に根ざしているんだと実感した。

最後はまとまりのない感じでしたが、

 

もっとここを深めてほしいとか、こういうことを聞いてほしいとか、こういった視点から聞いてほしいとかあったら大歓迎です。

 

次回は

自国の何に対して問題意識を抱えているか(政治や経済など)、それに対してマレーシアの若者は解決策を考えてるのか?(マレーシアの若者は日頃ディスカッションとかするのか)

という質問に答えていきたいと思います。

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コメント

なかなか貴重なお話ですね。

僕自身の体験からも思う事ですが,
日本だけでなく,外国の人もほとんどが近しい人からの伝聞やメディアからの情報に従って価値観を形成しているように感じます。今回のインタビューでもそんな感じですしね。

ついで教育による歴史観醸成だけども,そこまでのレベルに至ってない人が多いのも確か。史実に基づいて…なんて人はなかなかいないです。その段階になってくると,立場とか政治的な思惑が絡んでいそうな。
(ベトナム戦争のことをほとんど知らないベトナムの若者もいっぱいいますからね。日本だって太平洋戦争のことをしっかりわかっている若者が多いかというと,そうではないから,一緒なんだろうな。戦争のプロセスをちゃんと勉強しなければ,真珠湾攻撃と原爆くらいしか覚えられないからね。)

それと,マレーシアでは宗主国であるイギリスがインフラを築いたというのは,マレーシアの至る所にある博物館資料でも見受けられたように記憶してます。
台湾やパラオ等,日本の統治下にあった国・地域の人達が,比較的日本に対して好印象を抱いているのも,それ以前の統治体制に比べてしっかりとした現地へのインフラ投資を行っていたからですし,それと同じですね。マレーシアにおけるイギリスも。
灌漑設備の整備,上下水道の整備による衛生面の整備,教育インフラ等など,これらの国では日本語が堪能なお年寄りや動揺や昔話を日本人以上に知ってる人も結構いますから。

一方で,台湾でも日本軍にひどいことされた,と言っている人はいないわけでもないですが,
そこらへんは発言を鵜呑みにするよりも,経緯や史実をしっかりと見ていかねばなんとも評価し難い問題だと思います。

(# 黒竜江省出身のある中国人留学生は,中国東北部の鉄道や建物などのインフラの多くが旧日本軍が作った資産を活用して,発展できたので,日本には非常に親近感がある,というようなことを言っていましたが,そういう見方をしている人もいるということ。)

ちなみに,ベトナムの社会の教科書では日本が結構な悪者になっていますよ。
まあ,僕が読んだのも日本語訳された本なので,原文はどうだか判断しかねるのですが。

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